2019年 11月 19日
風と葉
昨日の暴風には
はらはらさせられた。
どーーー
ごーーー
ぶぉどごー
ブナやクヌギ
樫、銀杏、楓。
そして
杉や小枝。
線路の上に
容赦なく舞い降り、
再び舞上がっては
運転席の窓ガラスに
へばりつく。
車輪と車両の隙間に
入り込む。
その対応に負われて
ようやくホッとできたのは
深夜を回ってからだった。
最近、
頓みに冷え込むようになった
宿直室の片隅で
そそくさと
休息をとった…
始発の列車に備えて
準備をしていたとき、
駅舎の小窓から
ふと外を覗いてみる。
夜通し灯っていた街灯が
まだ点いていてた。
東から、
陽の光に照らされて
映し出された景色は、
昨日の風が描いていった
落葉の錦絵だった。
それは、
駅の裏庭一面に広がっていて
じわじわと
渇いたこころに染み入って
眼にやきついていった。
ああ、
もうすぐ
一番列車がやってくる。
もうしばらくの間
ここに居て、
この景色を
眺めていたいと思った。
by aiotsunaide
| 2019-11-19 07:17
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