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満月と踏切


仙台東照宮の境内から
まっすぐに見下ろしたところに鳥居があり、
またその先には
市街地中心部へと続く道が
まっすぐに続いています。
小高い場所に立つ神社からは
その往来が全て見渡せて、
視野を広く持つことができます。

鳥居を出て間もないところに
踏切があって、
その西側に
東照宮駅があります。
ひっそりとした佇まいの駅ですが
生活の足を支える
頼もしい駅です。

21時もまわってしまって
帰り足の人影も殆ど見られなくなった時分、
中秋の名月が空の高い位置にあがって
青白く、くっきりと姿を現していました。

東照宮の境内の灯りは既に消えていましたが、
暗がりの中でもどっしりとした社殿から、
街灯と月明かりに照らされて
より明るさを増した
車道と鉄道とが交錯する踏切で
列車と車が行き交う様を、
神社に奉られている神さまが
ずっと静かに
見守っているようでした。

しばらくして、
踏切の警報が鳴って
閃光灯が赤色の灯を交互に点滅し、
満月の下で通過する仙山線のE721系を
写真に納めようとしましたが、
手元にあったのは
ちょっと古びたスマートフォン。
満月も踏切も
そして夜を貫く車両も
ボケボケになってしまいました。
それでも、今日の満月は
何かを律するような厳かさがありました。



※東照宮駅付近にて(左上端が中秋の名月。右下が踏切と列車)
満月と踏切_e0416525_22203001.jpg


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by aiotsunaide | 2020-10-01 23:58 | | Comments(0)

藍と共に観る路線風景


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