2021年 01月 01日
枝垂れ桜・冬
宮城県と山形県の県境の峠に向けて
ひとつの区切りとなるような駅に
愛子駅があります。
気候が後転して多くの積雪や風雨をもたらす時、
この駅で折り返し運転となってしまうからです。
ひとたび、運休となってしまえば、
ここから先に進むことは許されない
ターミナルステーションとなるのです。
改札を出ると真正面に
大きな枝垂れ桜があります。
この駅のシンボリックな存在で、
樹齢は
凡そ100年と言われている桜です。
ひとに例えれば、白寿でしょうか。
百代にわたって
私たちを見守ってきた桜の木に
新しい年の紅陽が当たり、
やがて枝いっぱいにまた花を咲かせる。
この地の風土と
真正面に向きあってきた
樹木ならではの
威厳のある姿に
力を感じます。
⊡ 枝垂れ桜 ⊡
⊡ 改札口 ⊡
by aiotsunaide
| 2021-01-01 01:10
| 車両、風景
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