2021年 04月 01日
学都 桜
夕べ遅くから降り始めた雨は
朝方まで降り続いて
路面は濡れて
葉や花びらに残った水滴が
陽の光に照らされて輝く
夜明けとなりました。
松や竹に覆われた小さい森に沿った軌道の先に
現れる停車場では
うぐいすの声が朝を知らせます。

列車が通る横には
学び舎が広がって
桜咲くこの時に
希望と夢を
心に秘める若者たちを
列車は
その走行音と共に
いつでも
いつまでも
寄り添おう

この街は
学都とも呼ばれる場所。
その昔、江戸と呼ばれていた頃からある、
後に「養賢堂」と呼ばれるようになった
学問所に由来しているのだそうです。
そこには豊富に蔵書があったとの記録が
残されていました。
それらのいくつかは県立図書館にて
現在でも保存されています。
令和の時代では
電子書籍として
無数の文献が
持ち運びできるようになりました。
穏やかな日差しに包まれて
読みふける書物。
太陽が天中近い頃になれば
ひばりの囀りが響く
学都のホームに入線した列車は、
そっと発車の合図を交わして
滑りだしてゆきました。
*JR仙山線
東北福祉大前駅
by aiotsunaide
| 2021-04-01 09:42
| 橋
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