2021年 08月 26日
列車のホーン
とうとう
撮影した写真画像を
パソコンに取り込めなくなってしまいました…。
だましだまし
ご機嫌が回復するように
試みたけれども
どうやらダメのようです…。
設備点検しなくてはなりません。
そんな中でも東北の空は
着実に秋模様が増してきていて、
空が高く感じられるようになってきました。
それでも
日中の気温が30℃近くまで上がる日もありますが、
海までの距離が比較的短い仙台では
真夏のような押しの強い暑さとは違って
過ごしやすい時間が増えてきています。
三陸海岸にある海沿いの街から
内陸の市街地に向けて走る路線に
仙石線があります。
この列車は、
漁港のある集落や太平洋に注ぐ川の河口の近く、
仙台平野の田園や
観光名所の傍らなどを通り抜けて、
住宅地から市街地へと
多彩な車窓風景が続き
そこでの暮らしや自然の美しさを
楽しむことができる路線です。
終点近くになると
この列車は地下に入ります。
そこからは、これまでのイメージとは異なって
都会的なシャープなイメージに
がらりと変わってしまいます。
停車する駅のホームも
少々無機質にさえも感じられる程
地下特有の独特な世界感です。
地上から地下に入る時、
列車は右に緩く弧を描きながら
坂を下ってトンネルへと侵入していきますが、
その時に
必ずホーンが鳴らされます。
「パーン」と聞こえる時もあれば
「プワーン」「パホーン」と
時々によって響き方が様々です。
共通していることは
このホーンの合図が
列車をとりまく環境の変わり目だということです。
本来、このホーンの意味するところは
違うのだろうと思います。
シルバー色の車体に太陽の光が反射して
大きな銀の光の束のように見えた車輛が
坂を下り、
パーンと合図を受け取って進むその先では、
列車の揺れ具合も
車窓の景色や
ホームの佇まいも
行き交う人々の慌ただしさも
全く大きく変化してゆく。
その、滑らかに滑り込んで目の前を走り去って行く風景と、
巻き上げられた冷気が
肩から顎へと流れて
軽い緊張さえも感じる空気感が
あのホーンの音の余韻を思い出させるのです。
(JR仙石線 苦竹-陸前原ノ町駅間)
by aiotsunaide
| 2021-08-26 10:03
| 橋
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