2021年 12月 12日
時空を超えて
C58239号機という蒸気機関車と


キハ141系 700番台車両の旅客車に
私が最初に出会ったのは、
2014年の初夏だった。
黒煙を上げてやってきた
その姿を見た時、
全てが美しく
放たれるオーラに
吸い込まれていくようで、
釘づけになって見入った。
その列車は
「SL銀河」という名称の
JA釜石線(ドリームライン銀河)を走行する
観光列車である。
彼らの歴史を大まかに振り返ると、
C58239号機は1940年に新造されて
岩手県宮古機関区に1943年に配置されている。
1941年から1945年の間は、
戦中の厳しさの中で運行を経験した
機関車ということになる。
そして、戦後の復興期を経て
1973年に廃車となるが、
盛岡市内で静態保存されてきた。
それから40年後の2013年、
プロジェクトに抜擢されて
復活する。

一方、キハ141系 700番台車両の旅客車(PDC)は、
1977年に新造されて、北海道苗穂運転所に配属となった。
その時は、オハフを名乗っていた。
C58239号機が廃車となってから
4年後のことでもある。
1990年、旅客車(PDC)に改造されて
名前をキハに変更。
札沼線の電化に伴い余剰となり、
2014年、所属と姿を新たにし、
復興を果たした。

戦前から戦後、
昭和から平成と
それぞれが
時代の紆余曲折の中を走り抜けて
出会ったこの二つの車両。
東日本大震災の復興の支えとして
真に、時空を超えて
私たちの目の前に現れたその姿は、
勇ましく、気品があり、
美しかった。

※撮影:2021/11/28 JR釜石線(ドリームライン銀河) 宮守駅
by aiotsunaide
| 2021-12-12 23:57
| 橋
|
Comments(0)

