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時空を超えて

C58239号機という蒸気機関車と
キハ141系 700番台車両の旅客車に
私が最初に出会ったのは、
2014年の初夏だった。

黒煙を上げてやってきた
その姿を見た時、
全てが美しく
放たれるオーラに
吸い込まれていくようで、
釘づけになって見入った。

その列車は
「SL銀河」という名称の
JA釜石線(ドリームライン銀河)を走行する
観光列車である。

彼らの歴史を大まかに振り返ると、
C58239号機は1940年に新造されて
岩手県宮古機関区に1943年に配置されている。
1941年から1945年の間は、
戦中の厳しさの中で運行を経験した
機関車ということになる。
そして、戦後の復興期を経て
1973年に廃車となるが、
盛岡市内で静態保存されてきた。
それから40年後の2013年、
プロジェクトに抜擢されて
復活する。

時空を超えて_e0416525_00504116.jpg



















一方、キハ141系 700番台車両の旅客車(PDC)は、
1977年に新造されて、北海道苗穂運転所に配属となった。
その時は、オハフを名乗っていた。
C58239号機が廃車となってから
4年後のことでもある。
1990年、旅客車(PDC)に改造されて
名前をキハに変更。
札沼線の電化に伴い余剰となり、
2014年、所属と姿を新たにし、
復興を果たした。

時空を超えて_e0416525_00515764.jpg



















戦前から戦後、
昭和から平成と
それぞれが
時代の紆余曲折の中を走り抜けて
出会ったこの二つの車両。
東日本大震災の復興の支えとして
真に、時空を超えて
私たちの目の前に現れたその姿は、
勇ましく、気品があり、
美しかった。


時空を超えて_e0416525_00543279.jpg
           












 



 ※撮影:2021/11/28  JR釜石線(ドリームライン銀河) 宮守駅

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by aiotsunaide | 2021-12-12 23:57 | | Comments(0)

藍と共に観る路線風景


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