人気ブログランキング | 話題のタグを見る

駅を取り巻く空間で

今年度の
東日本大震災仙台市追悼式は
自由献花で行われました。

自由献花とは、
開設されたいくつかの献花場に
任意に赴いて、
そこで手渡される白い菊の花を
献花台にお供えして追悼すると
いうものです。

仙台市宮城野区の献花場は
JR東日本陸前原ノ町駅に隣接する
区役所の中にありました。
ここ一帯は、
駅を中心にして
図書館や市民センター、
音楽堂、児童館、
スーパーマーケットが
建ち並び、他には
自由に遊べる芝生の広場や
木製ベンチがその周囲に
いくつも置かれてあり、
駅を利用する人以外でも
多くのひとが集い憩う、
そんな空間だと感じています。

私がこの献花場を訪れた時は、
保育園の園児たちがこの広場に
お散歩に来ていて、
「かごめかごめ」をしたり
何やら地面を見つめて
観察のようなことをしていたりと
ほのぼのとした情景が
ありました。

そんな光景を見ていると
あの大きな震災から
長い歳月が経ったことを実感しますが、
3.11というフレーズを見聞きすると
どうしてもあの時のことが
鮮明に思い出されてしまいます。

献花場の案内看板の足元に
白色の花々が
清楚に飾られてありました。
白いカサブランカ
白いカーネーション、
更には献花に使われた
白い菊の花...。
その純粋な佇まいに
蘇る不安や恐怖心が
解きほぐされるようでした。

多くの方々の無念な想いに
心を寄せて、更に
国際的に
多くの苦難に直面している今、
これ以上に悲しい出来事が
けして増えませんようにと
駅を取り巻く空間にある献花場で
1輪の花を手向けながら
祈っていました。


駅を取り巻く空間で_e0416525_23484319.jpg

※撮影:2022/3/11 JR東日本 陸前原ノ町駅付近



Commented by algosj at 2022-03-15 02:02
私達はまだ第一世代
身近な被害と記憶を
背負っているけれど
二三代を経ればまた
時の波に消えてゆく…

献花台の花の白さは
あの日押寄せた波頭
白い恐怖と白い忘却
Commented by aiotsunaide at 2022-03-16 10:20
> algosjさん
コメントを頂きまして
ありがとうございます。

そうですね、
記憶をいうものは
儚くも意に反して
薄れてしまうと
感じます。

この空間にある
書籍・芸術・憩い・行政、
そして鉄道旅。
ひとが集い
語り合うことで
後世に紡いでは
いけないだろうかと
思案してしまいます。
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by aiotsunaide | 2022-03-12 23:57 | | Comments(2)

藍と共に観る路線風景


by aiotsunaide
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28