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検測車

検測車_e0416525_23044953.jpg

平日の16時頃の
ダイヤに間が開いた時間帯に
デジタルな音声の案内が
ホームに響いた。
「12番線に回送列車が参ります…」

この時間に下りのホームに回送列車…。
ホームから離れようとしていた矢先だったが
通常の運行車輛ではないような気がして
気になってその場に留まった。

スーッと入って来たのは“East-i”
(新幹線検測車輛)
全ての窓のシェードが降ろされて
中は伺い知ることが出来ない。
乗客もいない、クルーも見当たらない。
ダイヤも判らない。
無機質で低温体のように思えた。

朱色で力強く描かれた
毛筆体の「i(アイ)」が目をひいた。
その点の大きさが
空気感とは正反対に
息のかかったもののように見えて、
このアンバランスな感覚が
ミステリアスでたまらなかった。




撮影:2022/8/18  JR仙台駅







Commented by algosj at 2022-08-25 23:22
East-i「検測車」
軌道総合試験車、
なんてあるのか…

誰も乗せないし、
一般のダイヤに
載ってもいない。

営業運転終了後、
ただ黙々と走り、
安全走行の点検。

体の健康点検に
あればいいなあ…
と思った瞬間に、
寺山修司の作で
こんな感じの詩、
思い出しました。

血が熱い鉄道ならば、
走り抜けてく汽車は、
いつか心臓を通るだろう…
「ロング・グッドバイ」

決して静謐な点検列車で
ないだろうけれど轟々と
音を立てて驀進する列車、
それが身体を駆け巡って
いる。その想像はきっと
いのちを蘇らせてくれる。

出来たらA列車で行こう、
乗遅れたら走っていこう!



Commented by aiotsunaide at 2022-08-26 23:18
> algosjさん
コメントを頂きましてありがとうございます。
列車の検測も人体の検診も、日常を維持する
ためには必要なことと改めて感じました。

もしかするとそれ以上に、生きるための
エッセンスとして必要なことは、
“ドキドキ・ワクワク”とするような
熱狂や集中なのかもしれません。

「鉄道」は、大量輸送の手段としてだけではなく
多様な“ドキドキ・ワクワク”を秘めている所に
多くの人が魅了される所以かもしれませんね。
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by aiotsunaide | 2022-08-24 23:57 | 車両 | Comments(2)

藍と共に観る路線風景


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