2023年 11月 10日
ある無人の駅に
“高輪ゲートウェイ駅”に初めて降りた
解放感にあふれ
自然光で構内中が満たさる
明るい駅だった。
雑多なものが目に入らず
整然とした空気感の中を
列車が行き交う様は
無機質ささえも感じられる。
「洗練された」とか「先進的な」とか
そんな形容詞が似合う
現代的でドライな駅に思えた。
帰りの新幹線の中で
写真を見返していたら
陸羽東線の“境田駅”のことが思い出された。
山形県最上町にある無人駅で
駅前に
最上川と北上川の分水嶺を
見ることができるという
珍しい環境にある
山間部の小さな無人駅だ。
かつては2面あったホームが
1面に削られて、
こじんまりとした駅に止まる列車は
上下線ともに1日7本である。
急に愛おしく思い出されたのは
より身近だからだろうか。
鉄道が発祥された土地にあって
その記憶と歴史を継承する
洗練された先進的な駅。
太古から緑を育み水を生む
山深くも東西の土地にある
商業と文化を繋いできた街道の県境に
ひっそりとある無人の駅。
多様化する駅の姿を
ふたつの駅に想いを重ねていた。

撮影:2023/10/29 JR高輪ゲートウェイ駅
by aiotsunaide
| 2023-11-10 23:57
| 駅
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